B.A.E.育英会の選書方針について

皆さんこんにちは。少しずつ暑さが和らぎ過ごしやすくなってきましたね。

秋と言えば読書。私たちも選書に当たってたくさんの絵本に触れ、読書の秋らしい日々を過ごしております。

今回は、その選書をする際に私たちがどのようなことを大切にしているかについてです。いわゆる「選書基準」というやつですね。図書館や書店のオリジナリティを出す上でとても大事なことです。

~私たちの選書基準~

🌱子どもたちや親御さんに「是非読んでほしい」と自信を持って勧められる名作・傑作。

🌱読後の印象が深く、絵・物語双方の観点で長きに渡って子どもたちの記憶に残ると思われるもの。キーワードは「驚き」「興味」「サスペンス」「ユーモア」「満足感」「あたたかさ」。

🌱世界の国々の文化がありありと感じられるもの。又、様々な国の言語で書かれているもの。

🌱学習絵本は、教科書的な要素が並べられているだけでなく、子どもに興味を持たせ飽きさせない工夫がふんだんになされているもの。

「よい絵本」の定義というのは人によって様々だと思いますが、長く読み継がれてきた絵本というのは、子どもたちの心を掴んで離さない理由があります。成長していく中でさりげなく心に寄り添ってくれるもの、価値基準の根幹となるもの、人間の普遍的な本質に訴えかけてくるもの、これらは大人になってからも私たちを支え、時として考えさせてくれるものです。こういった意味で、今の子どもたちにも名作や傑作と呼ばれる絵本に出会ってほしい、どんどん触れてほしいと私たちは願っています。

また、素晴らしい絵本というのは、日本国内の作家さんによって書かれたものばかりではありません。世界中の国々に、それぞれの文化や思想を反映した素敵な絵本がたくさんあります。このような絵本を読んだり、元々書かれた言語での読み聞かせを聞いたりすることで、子どもたちに「自分の周りの目に見えている世界が全てではない」ということを知ってほしいと考えています。多様性が叫ばれる昨今ですが、幼少の頃より 様々な見た目や言葉や考え方があるのが当たり前なんだ というぼんやりとした認識があるだけでも、その後の人生で物事の捉え方が変わってくるのではないでしょうか。

このようなことを考えながら、選書の軸がブレないように、でも時として見直しつつ、日々絵本を選んでおります。

とても楽しく、かつ悩ましい作業です(笑)。どれも素晴らしいものばかりですからね。

楽しくも悩ましい選書会議の様子

我らがリーダーです。とっても前向きで頼れる、素敵な人です!

皆さんも、1冊だけでもいいので是非書店等で絵本を手に取ってじっくり読んでみて下さい。その日が少しだけいい日になるかもしれません。

そして、近日中にB.A.E.育英会のSNSを始める予定ですので、おすすめの絵本を見つけたら是非教えて下さいね。

では今回はこの辺で。また次回の記事もお楽しみに!

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